例えば、業務上の出張、各種展示会や国際会議などの開催に伴って生じた排出量と同量(あるいは上回る量)を、実際に削減活動を行なっている主体者より「排出削減証明書」という形で購入することによりオフセット(相殺)することが可能となります。熱帯林保全や環境植林といった事業を中心に相殺することも可能であり、地球温暖化の防止に寄与するだけでなく、希少種の保護や地域社会活性化といった効果も包含できます。
このプログラムの一例として、2005年に開催された愛知万博でのパビリオンの一つである三菱未来館@earth様の取り組みが挙げられます。三菱未来館@earth様には、ナットソース・ジャパンの仲介によって、環境NGOであるコンサベーション・インターナショナル(米国ワシントン)から排出削減量を購入していただきました。
三菱未来館@earth様は排出削減量*を購入することによって、パビリオンの建設過程および約半年間に及ぶ運営期間内に伴う温室効果ガスの排出量を、他の場所での削減活動でオフセット(相殺)することになります。これにより、パビリオンは「カーボンフリー」な施設として、温暖化という地球規模の環境問題に対する取り組みを行なった環境に優しいパビリオンを運営することになります。
ナットソースでは、排出削減量購入の仲介に加え、イベント・移動・生産等様々な活動から生じる温室効果ガス排出量の算出から、購入した排出削減量を用いた環境貢献の活動支援、有効なオフセットプログラムの活用法に関するアドバイザリーなどのサービスを提供させていただきます。
*ここでの排出削減量は、コンサベーション・インターナショナルがマダガスカル北西部のホットスポット(生物多様性の特に密な地域)となっている森林を過剰な焼畑や伐採から保全することにより、森林に蓄積された炭素が二酸化炭素として大気中に放出されることを抑制することによって創出されたものです。
森林の炭素蓄積は、コンサルタントのWinrock Internationalによって、科学的な検証を経て証明書として発行され、三菱未来館@earth様へと引き渡されます。

